初めて運用商品を購入するときは、今後の値動きもさることながら、購入手続き自体もドキドキしませんか?
先日、楽天証券にて米国ETFを購入しましたので、その手続き手順をシェアします。楽天証券は他の証券会社よりも、商品購入画面が分かりやすいといわれています。
日本円でも米国株を購入できるので、外貨を持っていない人でも手続きしやすいですよ。
今後、楽天証券で米国株やETFを買うときに、参考になれば嬉しいです!
手順1. 購入資金を証券口座に入金する
まず、商品を購入するための日本円もしくは外貨を証券口座に入金します。入金する方法は4通りあるので、好きな方法を選びましょう。
すでに楽天銀行や楽天証券に外貨を保有している場合は、このステップは飛ばしてください。
ちなみに私は外貨を持っていなかったので、入金手段①の「楽天銀行から入金」を選びました。
入金手段①楽天銀行から「らくらく入金」(日本円)
自分の楽天銀行口座から、必要な金額分を日本円で入金する方法です。
事前に楽天銀行と楽天証券との口座連携サービス「マネーブリッジ」を登録していれば、原則24時間、いつでも即時に手数料無料で入金できます。
らくらく入金については、こちらの公式サイトで確認できますよ。
らくらく入金のページ(楽天証券)
らくらく入金について(楽天証券)
※楽天証券にログインした状態でご覧ください
入金額を入力するだけだったので、とても簡単でした。
入金手段②楽天銀行で外貨を購入
事前に楽天銀行から米ドルを購入しておき、それを米国株・ETF購入資金に充てることも可能です。
円高ドル安のときに米ドルをまとめて購入しておくと、少しお得感がありますね。
米ドルを購入する手順を説明します。まず楽天銀行にログインしてください。「外貨・FX」をクリックし、「外貨預金」メニューを開いてください。
米ドルの「外貨普通預金」ボタンをクリックします。
預け入れ金額を入力して、「確認画面(預入レートの確定)に進む」をクリックしましょう。
預入確認画面では、そのときに適用されるレートが表示されています。カウントが0秒になったときは、「レート再表示」ボタンを押せばレートが再表示されます。
換金レートを確認して「預入実行」を押せば外貨購入完了です。
楽天銀行・証券での米ドル両替手数料=1ドル当たり25銭
楽天銀行・証券から米ドルを購入する際には、1米ドル当たり25銭の両替手数料(為替手数料)がかかります。
(例)
為替レートが1米ドル110円のとき、楽天銀行で米ドルを購入すると、
110円+25銭=110.25円
で、日本円が米ドルに両替されます。
これは、楽天銀行で米ドル購入する場合、楽天証券で日本円から米国株・ETFを購入する場合のどちらも同じです。
ちなみに大手銀行で両替をすると、一般的には1米ドル当たり1円の両替手数料がかかるので、楽天グループは手数料が比較的安めの部類に入るでしょう。
入金手段③他の金融機関から「リアルタイム入金」(日本円)
ネットバンキングを利用して、楽天銀行以外の提携金融機関から入金することも可能です。
まだマネーブリッジ登録をしていない人や、他の金融機関の残高を利用したい方は、こちらの「リアルタイム入金」を使うと便利でしょう。
リアルタイム入金のページ(楽天証券)
※楽天証券にログインした状態でご覧ください
入金手段④他行から外貨を入金
すでに外貨を持っている方は、他行から外貨を入金するのも手です。
しかし外貨を楽天証券に入金する際、利用できる金融機関が以下のように限られているので要注意です。
【外貨入金のできる他金融機関】
・米ドルのみ:三井住友銀行
・米ドルやユーロなどの外貨:SMBC信託銀行
三井住友銀行を利用する際は、事前にカスタマーセンターに連絡すれば、窓口からでも外貨送金できます。
SMBC信託銀行から送金する際は、事前に送金サービスへの登録が必要です。以下のページからご確認ください。
SMBC信託銀行・楽天証券外貨送金サービス(楽天証券)
結論からいうとやや面倒なので、楽天銀行で外貨を持っておくのがいいかもしれません。
手順2. 米国株・ETFを購入(日本時間の夜間に取引)
購入資金が準備できたら、いよいよ米国株・ETFを購入します。
楽天証券で米国株・ETFを購入できるのは、以下の時間帯です。米ドルで売買する際には、注文受付時間が15時からと長めになっていて便利です。
しかし実際には、15分遅れ(もしくはリアルタイム)で取引状況を確認できる「市場取引時間」に手続きをする方が、直前の値動きを確認できるのでおすすめです。
時間が23:30からと遅めなので、会社から帰ってきて夕食をとり、寝る前に手続きをする方が多そうですね。
【楽天証券で米国株・ETF取引ができる時間】
●米ドルで売買するとき
通常(日本時間)
注文受付時間:15:00〜23:30
市場取引時間:23:30~翌6:00
サマータイム適用時(日本時間)
注文受付時間:15:00〜22:30
市場取引時間:22:30~翌5:00
●日本円で売買するとき
通常(日本時間)
注文受付時間:17:15~23:30
市場取引時間:23:30〜翌6:00
サマータイム適用時(日本時間)
注文受付時間:17:15~22:30
市場取引時間:22:30〜翌5:00
購入の流れ①購入する銘柄を決める
では、先日米国ETFを購入した際の手続き手順を説明しましょう。
まずは、購入する商品銘柄を決定します。私はバンガード・S&P 500 ETF(VOO)にしました。
商品画面に来たら、現在値の右横にある「買い」ボタンをクリックします。
購入の流れ②買い注文のページへ移る
「買い」ボタンを押すと、「米国株式取引(買い注文/受付)」画面に移ります。1画面を2画像に分かれてスクショしたため、少し見にくくてすみません。
画面下部にある、「数量」「価格」「執行条件」「決済方法」「口座」欄を入力・選択し、「確認」ボタンを押します。
なお、価格欄は、自分で価格を指定する「指値」、そのとき売りに出ている最安値で購入する「成行」のどちらでもいいと思いますが、私は指値にしました。
購入の流れ③内容を確認して買い注文を入れる
注文内容を確認して問題がなければ、「取引暗証番号」を入力し、「注文」を押しましょう。これで買い注文が完了です!
購入の流れ④約定したら購入完了
買い注文を入れただけではまだ商品は購入されていませんが、購入資金は楽天証券口座に移動します。資金不足を防ぐためやや多めに出金されますが、約定後に差分が返金されます。
約定した旨のメールや通知が来たら、無事商品が買えたことになります。おめでとうございます!
どのような条件で購入できたのかは、届いたメールを見るか、楽天証券のページから確認できます。
ページ上部の「海外株式」をクリックし、「注文照会・訂正・取消」タブを選択すると、約定した内容が表示されますよ。
ちなみに、約定直後の評価損益は、かなりの確率でマイナスになります。その理由は、購入資金から0.45%の取引手数料が引かれているからです。
だから「いきなりマイナスになった!」とガックリしなくても大丈夫ですよ。
楽天証券で米国株・ETFを購入してみよう
楽天証券で米国ETFを購入したときの手順を解説しました。記事にすると長く感じますが、実際にはかなりかんたんに購入できたと感じています。ぜひ購入時の参考にしてみてくださいね!