「資産を増やしていくために、米国株投資を始めよう!」と思ったら、どのような準備をすればよいのでしょうか。証券会社とはじめて取引をする方も多いかもしれません。
そこで、投資を始めるために必要な手続きをまとめました。この手順通りに動けば、誰でもスタートラインに立てるようになっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
米国株を購入してみよう!準備の流れ
はじめに、米国株を購入する流れをつかんでおきましょう。全体像を知っておけば、比較的スムーズに手続きできますよ。
手順1. 証券会社で口座を開設
まず、株取引をするために証券会社の取引口座を開きましょう。
働く若者世代は、実店舗で取引をする証券会社よりも、いつでもアクセスできるインターネット証券会社の方が使いやすいと思います。
証券会社の口座開設画面から必要事項を入力し、本人確認書類とマイナンバーが確認できる資料を送付すれば、数日〜数週間で口座開設が完了します。
確認書類をスマホから画像を送信すれば、手続きがネット完結する会社もあります。便利な時代になりましたね!
その中で、米国株を扱っていて売買手数料も比較的安価なのは、マネックス証券・楽天証券・SBI証券の大手3社です。
マネックス証券 | 楽天証券 | SBI証券 | |
---|---|---|---|
取扱銘柄数 | 米国株:約3260 米国ETF:約300 |
米国株:約1360 米国ETF:約400 |
米国株:約1800 米国ETF:約300 |
取扱手数料 | 約定金額×0.45%(税抜) | 約定金額×0.45%(税抜) | 約定金額×0.45%(税抜) |
取引時間 | 【通常(日本時間)】 22時~翌10時 【夏時間(日本時間)】 21時~翌9時 |
●米ドルで売買する場合 【通常(日本時間)】 注文受付時間 15時〜23時30分 市場取引時間 23時30分~翌6時 【夏時間(日本時間)】 注文受付時間 15時〜22時30分 市場取引時間 22時30分~翌5時 ●日本円で売買する場合 【通常(日本時間)】 17時15分~翌6時 【夏時間(日本時間)】 17時15分~翌5時 |
【通常(日本時間)】 23時30分〜翌6時 【夏時間(日本時間)】 22時30分~翌5:00 |
時間外取引 | ◯ | ☓ | ☓ |
注文有効期間 | 最長90日 | 最長90日 | 最長90日 |
株価情報の更新 | 20分遅れ ※外国株口座の残高か保有株あればリアルタイム閲覧可 |
15分遅れ ※月300円(税抜)でリアルタイム閲覧可(月1回以上取引で無料に) |
15分遅れ ※月500円(税抜)でリアルタイム閲覧可 |
手数料はほぼ横並び状態なので、それ以外の特徴についてかんたんに触れておきます。好みだけで決めても良いくらい、どの証券会社もおすすめです。
【証券会社口座の種類】
証券会社口座には、以下の3種類があります。
- 別途確定申告がいらない「特定口座(源泉徴収あり)」
- 確定申告は必要だが、そのための書類(年間取引報告書)は作成してくれる「特定口座(源泉徴収なし)」
- 確定申告も年間取引報告書の作成も自分で行う「一般口座」
確定申告手続きなどの手間を省くなら、「特定口座(源泉徴収あり)」にするといいでしょう。
おすすめ証券会社①マネックス証券
「米国株投資といえばマネックス」という人もいるくらい、米国株投資に利用されているのがマネックス証券です。
特筆すべきはその取扱銘柄数。約3260もの米国株と、約300の米国ETFを扱っており、この数は他の証券会社の2倍以上に当たります。マネックス証券が米国株投資に力を入れていることが分かるでしょう。
また、登録後に使える「マネックストレーダー」や「マネックス銘柄スカウター」などのツールも豊富なので、口座開設だけでもしておく価値がありますよ。
おすすめ証券会社②楽天証券
楽天証券は後発のネット証券会社ですが、楽天銀行や楽天カードとの併用によるメリットが人気で、爆発的に利用者が増えました。
楽天証券で取り扱っている米国株は約1360、米国ETFは約400で、ETFの取り扱いが多い印象です。
株式売買時の操作手続きは、楽天証券の画面が一番分かりやすいと感じます。初心者にも向いている証券会社です。
おすすめ証券会社③SBI証券
SBI証券は長らく米国株を扱ってきた証券会社のひとつで、住信SBIネット銀行と連動したサービスも提供しています。
売買手数料が最安値だった時代もありましたが、現在は他の証券会社に追いつかれている状態です。
取り扱い米国株は約1800、米国ETFは約300ほどと楽天証券よりは多いですが、取引画面の操作性が悪いことが少し気になります。
【NISA手続きについて】
NISA口座を設定する際には、証券会社で口座開設後、さらにNISA登録手続きを行います。取引をスタートするのはそのあとにしましょう。
詳しくは各証券会社の案内を確認してくださいね。
手順2. 購入資金を入金する
口座開設をしたら、株式を購入するための資金を入金します。
連動している銀行の普通預金口座にお金を入れる証券会社と、取引口座に直接入金する証券会社がありますよ。
手順3. どの米国株、ETFを買うか決める
証券会社の公式サイトにログインして、どの米国株・ETFを購入するか決めます。
証券会社の検索ページを開き、好みの条件を入力したり銘柄人気ランキングなどをチェックしたりして、購入する銘柄を選ぶといいでしょう。
手順4. 実際に購入する
購入する米国株を決めたら、購入手続きに移ります。基本的には、購入株数、購入方法の選択(成行、指値など)、口座選択(一般、NISA)などを指定すれば完了です。
米国株を購入できる時間帯は証券会社によって異なりますので、先ほどの一覧表を参考にしてくださいね。
約定後に資金決済されたら、晴れて株主デビューです!
米国株を調べるためのツールやサイトまとめ
米国株の情報は、証券会社以外の企業がリリースしているツールやサイトでも調べられます。
英語オンリーのサービスは、ブラウザの自動翻訳機能を使って翻訳しながら利用するのがおすすめです。
【役立つ株式ツール】
まずは口座開設から!米国株投資を始めよう
米国株投資を始めるには、証券会社で口座開設→資金入金→銘柄を選んで購入、という流れで手続きを進めます。
証券会社の会員ページでさまざまな銘柄情報に触れると、株取引をするイメージが湧くと思います。まずは口座開設から始めてみてくださいね。